先日、ちょっと話を聞くことができたので、文章にしてみたいと思いました。


鳥取ダルクと岡山ダルクが合同で行う「カウンセリング神戸」という回復プログラムに、参加させてもらいました。

ダルク通信を定期購読している人はご存知だと思いますが、もう10年以上も続いている行事だそうです。
内容は、うまく言葉では伝えられませんが丸二日間かけてじっくりと行われます。
カウンセリングなんで、人によって合う・合わないもあるとは思うのですが、ダルクの仲間たちは真摯に向き合っているように見えました。

そうそう、九州ダルクの仲間たちも8時間かけてカウンセリングのために鳥取まで来ていたので、すげーなーと思いました。

で、本題。

そんときに、チーさんに「鳥取ダルクができた頃と比べて、いまの時代はどう変化したと感じるか」と聞いてみました。

昔と比べると「二極化」がすすんできたと感じる。

“依存症は病気であるという認識” の広がりと理解を感じる一方、 “気持ちの問題だ” という以前からの根強い偏見もいまだ強く感じる。

困るのが、治療回復の最先端にいるべきはずの医療関係者(の、ごく一部)が間違った考えを一般の人や患者に吹き込むこと。
知識不足か勉強が足りないのか。

くやしい思いをすることは日々あるが、それでも昔と比べると良くなっているのかな・・・。


少し遠い目をしているように、感じました。
今まで、どんなことがあったのか。

依存症に関しては、WHO※1で世界的な診断基準もあるし、厚生労働省も「依存症は病気」であると広く告知活動をしています。
しかし、いまだに理解のない偏った考えがある、というのは管理人も日常生活で、たまーに感じることがあります。例えば、世間話の流れで田代まさし再逮捕の話になったときなど。

まぁしかし。
最低限、医療関係者くらいは厚労省のHPでも見て勉強しろやー。


話はまったく変わりますが、なぜ九州ダルクが鳥取くんだりまでわざわざ来るのか。
カウンセリングを受けるためでもありますが、けっこう頻繁に訪れるらしいのです。
不思議に思って、九州ダルクのリーダー?代表?のトキさんに聞いてみました。
「チーさんにほれてるからです!」
と力強く回答いただきました。

別の日。
カウンセリング神戸にて、昼休憩にダルクの仲間とマンガ談義をしていたとき。
その人とはマンガの好みがめちゃくちゃ合い、少し盛り上がりました。
で、話の流れで「HEAT(武論尊・池上遼一)」いいよねー、わかりますー、なんてキャッキャしていたのですが、そのときに彼は
「チーさんは唐沢(HEATの主役)みたいだ」とのたまったのです。
ひっくり返りそうになりました。
唐沢って・・・あの唐沢に?チーさんが?・・・しかし、彼の眼を見ると真剣そのもの。

なるほど。
そうか、ダルクの仲間にとってチーさんってヒーローなんだ。

すごいなー、と思った、ある日のできごとでした。

ちなみに、マンガ談義のときに「あれ?少しかみ合わないなー」と思ったのですが、私が「サンクチュアリ(史村翔・池上遼一)」と勘違いしていたからでした。
個人的には、あれが大好きでした。最終回が泣ける・・・。
でも、「HEAT」もかっこいいですよね。
つーか、史村翔も武論尊って知ってました?

明日で、さいご。
それでは、また明日です。

※1・・・世界保健機構。人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国際連合機関)