10月の例会報告、続きです。
後半は、医療専門職の人から9月に行われた研修会の報告や家族会の様子を軽く、など。

研修会のテーマは「家族の求める依存症支援」
内容は
家族相談の取り組みと介入に関して、当事者や家族の体験談を聞いたり、長年依存症患者と向き合ってきた医師の講演を元にみんなで考えていく・・・だったようです。

講演で使用した資料をもらいましたが、くそむずかしい専門用語や字がたくさん盛り込んであって、全部読む気にはまったくなれません。
しかし、ざっと話を聞くと、講演のキーワードは
「動機付け面接法」
のようでした。

回復への過程を大体5段階に分けて、その段階(ステージ)ごとに当事者の心境や感じ方はちがうので、状態に合わせた声かけが支援する側には必要だ、と。

例えば「大した問題じゃない」「自分は病気(依存症)ではない」など、ことの重大さに当事者が気づいていない段階で、支援者がやめるよう説得しても効果はない。
 ↓
熱意のある支援者ほど、効果のないことに焦りを感じ、次第にヒートアップして関係が悪化。そして支援者自身の「燃えつき」からくる脱力、喪失感で、支援する気持ちがなくなり離れていく。そうすると当事者の回復の機会も失われる。

・・・というように、適切でない時期に、支援者の思いや熱意だけで動いても空回りするだけ。
声かけや支援のタイミングは、ある。
そこをよく見極めて支援することが大切ですよ、みたいな。

あってますよね?先生。


講演内容に関する、その他のこととしては、「捕まってよかったこと」のアンケートに「いい弁護士に出会った」という項目があり、そこに反応した見守る会メンバーがいたこと。よかったね。

資料にあった「生きのびるための犯罪(みち)」
これは、ダルクにつながった女性たちの、なぜ依存物質に頼らざるを得なかったのかの体験談図書。
管理人も読みました。
図書館にあります、よかったら読んでみてください。


あとは、最近の見守る会ではおみやげで地方の名産菓子をいろいろもらうことがちょいちょいありまして。
今月も、うれしくておいしかった。
これも、見守る会に参加するメリットかな。
来月もあるかもしれませんよ、まだ参加したことない人は、ぜひ見守る会にきてください。

それでは、また。